合宿免許に空き時間はあるのか?

合宿免許は空き時間が多くて暇をどう潰したものか困ったという方もいれば、思ったより忙しくて空き時間など無かったという方もおられます。ここは非常に主観的なものですし、実際に通った方が持つ印象は個人差がとても大きいといえます。

空き時間があるかないか、どう感じたかの違いに関しては、教習所が組むスケジュールの違いも左右すると思います。例えば、学科も技能も朝早くから受け続けて午後2時頃までに済むような場合は、午後からはフリータイムとなって大きな空き時間ができるといえます。

その一方、教習を連続して受けるわけではなく、教習→空き時間→教習→空き時間という日も出てくると思います。こうした場合は、まとまって遊べるような大きな空き時間を感じることは無いかもしれません。

また、運転免許に必要な教習時間は全国どこで受ける場合でも同じですから、合宿免許をきっちり最短期間で組んでいる場合と、(日曜日を休みするなど)ちょっとだけでも余裕を持たせている場合では、それだけ教習の密度が異なってくるため、空き時間も異なってくると思います。

合宿免許の空き時間をどう過ごすか

「空き時間が無い」とか「遊ぶ余裕が無かった」と感じた方の多くは、教習自体を大きな負担に感じた方という場合もあります。教習は、実際に車を運転する技能教習と、交通ルールや車の運転技術に関する知識を学ぶ学科教習があります。

技能教習を難なくこなした方にとっては、教習後の空き時間をどう過ごそうかという気持ちが向きやすく、自分の時間を楽しめる方が多いといえます。その一方、車の運転に強い苦手意識を持った方は、気持ちの面で空き時間を楽しむといった余裕は無いかもしれません。

他方で学科教習も、提供されたテキストにもとづいて教官の授業を受け、運転に関わる知識を学ぶ教習です。これを容易に理解できる方もいれば、なかなか頭に入らず、空き時間は学科の勉強に追われたという方も少なくありません。

本来なら合宿免許は、運転免許に必要な技術と知識を習得する機会です。教習所としては、空き時間を有効に利用して、教習で学んだことを自習してもらうことが望ましいといえます。

ただ、空き時間をすべて学習に費やしても、集中力は長く続かないものです。せっかく遠方に出かけていることもありますし、心と時間に余裕があれば、多少は楽しみがあっても良いかと思います。

教習所としても、教習の合間の空き時間を過ごせるフリースペースを設けたり、特典としてレジャー施設などの割引券や無料チケットを配布したり、宿泊施設にさまざまな設備を備えたホテルを用意するといった合宿免許を提供するところが少なくありません。

全国の教習所から探すことができる検索サイトを見ても、本格的な観光や娯楽だけでなく、合宿免許の空き時間で利用できるような、ショッピングモールのような商業施設や温泉施設などが周辺にある教習所もたくさんあります。

本当に空き時間はあるのか?

合宿免許で本当に空き時間はできるのか?という点については、運転免許を取るのに必要な教習時間と、技能教習には1日で受けられる上限が決まっていることから、教習期間次第で空き時間ができることがあるといえます(合宿免許の最短期間)。

具体的には、技能教習が教習所内という第1段階では、技能教習は普通車MTで15時限(=15コマ。1コマ50分の教習)(普通車ATは12時限)が必要ですが、1日に受けられるのは2コマまでという制限があるため、ATなら6日間(MTなら8日間)かかります。

その一方、第1段階の学科教習は10コマ必要ですが、学科には1日に何コマでも受けられます。とはいえ、たとえ自分が受ける教習順にスムーズに受けられるとしても、同じ日にそうそう何コマも受けて理解できるだけの集中力は続かないものです。

現実的には、技能教習にかかる日数分に合わせて、10コマの学科教習を1日あたり2~3コマづつ受けるのが妥当かと思います。それでも、学科教習は4日間程度で済んでしまいます。

ここまで見てくると、合宿免許の第1段階で実施される適性検査や効果測定などを含めても、1日4~6コマで済むのが第1段階だといえます。一般的に教習所では、1日に9~10時限の枠を設けているところが多いため、空き時間が普通にできる計算になります。

また、第2段階の場合も、技能教習19時限(ATでもMTでも同じです)と学科教習16時限が必要で、このうち技能教習は1日に受けられる上限が3時限まで(3時限連続で受講はできない)と決まっています。

このため、技能教習は7日間かかりますが、学科教習には1日の受講制限が無く、やはり1日あたり3コマ前後受けるのが現実的といえます。このほか第2段階では、応急救護教習(3コマ相当)や、効果測定が必要ですが、これらを含めても1日あたり4~7コマで済む計算です。

このように、合宿免許の教習所(自動車学校)は早朝から夜まで、9コマ程度の教習枠を設けていますが、実際の生徒は、1日あたり2~5コマの空き時間ができるのが一般的です。なおこれは、第1段階から第2段階に入るのに必要な修了検定や仮免試験、第2段階のクリア=教習所の卒業に必要な卒業検定を考慮していません。

検定や試験に対しては、難なく運転できたり、学科教習の理解が早い方は、空き時間を十分に実感できるかと思います。その一方、技能教習に苦手意識があったり、学科の理解が不足しがちな方は、学習の必要性に追われ、あまり空き時間まで頭が回らないかもしれません。

合宿免許の空き時間と門限

合宿免許では、いくら空き時間があるとはいえ、選んだ宿泊施設によっては、門限があるところも少なくありません。万が一、どうしても抜け出す必要がある場合は、外泊届、あるいは、一時帰宅など状況に応じた手続きを行う必要があります。

日本では、運転免許の取得というのものは、国家公安委員会と警察庁交通局の管理監督を受ける国家資格の取得です。甘い気持ちで教習を受けること無く、毎日の教習がしっかりと受けられるように、夜更かしなどせず、早寝早起きが必要です。

ここまで見てきたように、合宿免許は空き時間ができやすいものですが、それをどう感じるかは人さまざまです。教習の合間に外出先でリフレッシュするのも良いことですし、インドア派なら宿泊先にWi-Fiや有線LANなどネット環境があるプランを選ぶといったこともおすすめできます。

現在では全国の教習所と提携し、それぞれの宿泊先の設備や、教習所周辺の娯楽・観光・レジャー施設などを一括して掲載した検索サイトがあります。こうしたWebサービスを上手に利用して、空き時間も考慮した合宿免許選びをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました