合宿免許で大型二輪を取るには?

大型二輪免許とは、普通自動二輪免許で運転可能な車両に加え、400ccを超える二輪自動車の運転ができる免許です。ただし、大型二輪免許にはMTとAT限定の2種類があり、AT限定では総排気量650ccのAT二輪車に限定されます。

MT車であれば排気量無制限で、あらゆるバイクを運転することができます。AT車限定の場合は、MT車は運転できず、かつ650cc以上のバイクを扱う事はできません。教習所によっては、MTのみの取り扱いとなるところもあるため、注意しましょう。

大型二輪免許は、満18歳以上なら取得可能です。入校時に17歳でも、卒業検定時に18歳であればOKという教習所が一般的です。この他、視力が両眼で0.7以上・かつ片眼で0.3以上であることや、聴力、色彩識別能力など、入校資格が教習所によって決まっています。

大型二輪免許の教習は、2段階に分かれています。第1段階では「走る」「曲がる」「止まる」といった基本操作の練習、第2段階では交通ルールに従った基本走行と運転に伴う危険を予測した運転の練習を行います。

大型二輪に必要な教習時間

大型二輪免許を取得するのに必要な教習時間は、MTとATによっても異なりますし、すでに他の運転免許を持っている場合も、その免許の種類によっても異なります。ここで、持っている免許の種類に応じた、自動二輪免許のMTを取得する場合の規定教習時間を取り上げます。

  • 所持免許:普通二輪免許MT→技能12時限(第一段階5時限、第二段階7時限)、学科はなし
  • 所持免許:普通車免許→技能31時限(第一段階14時限、第二段階17時限)、学科1時限(第二段階のみ)
  • 所持免許:なし、または、原付免許のみ→技能36時限、学科26時限

普通二輪免許MTをお持ちの方なら、技能だけ1日2時限(2コマ)の受講で、1週間程度で卒業できる方がたくさんおられます。合宿免許で取るなら、最も恩恵を受けやすいケースといえます。

普通車免許をお持ちの方は、技能を基本から教習する必要があり、合宿免許が通学制より高いケースもあります。通学制なら1ヶ月以上かかる方もいますが、合宿免許なら2週間前後で済む方が多いです。ただし、料金は通学制よりも高い場合が多いケースです。

所持免許が無い、または原付だけという方は、学科も技能も全くの基本から学ぶため、通学制では3週間近くかかる方が多いのに対し、合宿免許なら15日前後で済む方が少なくありません。ただし、費用はとても高額で、やはり通学制よりも高くなりがちです。

トータルの費用と運転技能の経験を初歩から少しづつ積み重ねていくという観点から言えば、先に普通二輪免許MTを取ってから、大型二輪MTを目指すことがおすすめです。もちろん、他のケースの場合も、高い出費の代わりに、教習時間の大幅な短縮というメリットがあります。

大型二輪の合宿免許の宿泊日数と料金

ここで、合宿免許で大型二輪免許を目指す場合の、宿泊日数や料金(税抜き料金です)の目安を取り上げます。もちろん、実際には教習所によって異なります。

  • 所持免許:普通二輪免許MT→5泊6日、8~10万円
  • 所持免許:普通車免許→13泊14日、15万円~18万円
  • 所持免許:なし、または、原付免許のみ→15泊16日、25万円~33万円

普通二輪MTを持っている方は、通学制の教習所であれば10万円前後が目安となり、取得に必要な日数も1週間~10日間と、合宿免許のほうが若干お得で、日数もやや少なくて済むという感じです。

普通車免許をお持ちの方は、料金は合宿免許も教習所もあまり変わらず、15万以上で20万円を切るという感じです。通学制だと、15日間~1ヶ月以上かかる方もいるため、合宿免許のほうが高くつく場合も多いのですが、取得に必要な期間が短くて済むメリットがあります。

所持免許が無い、または原付だけという方は、通学制の教習所なら20万円~30万円が相場で、明らかに合宿免許のほうが高めのプランが目につきます。ただし、通学制では、通う頻度によるものの、3週間~2ヶ月かかるという方も多く、短期取得できる合宿免許の魅力は捨てきれないと思います。

いきなり大型二輪では無く、まずは普通二輪から

大型二輪をいきなり目指すのでは無く、まずは普通二輪免許を取得してから大型二輪の教習を受けることをおすすめします。運転免許なしの方はもちろん、原付や普通車免許など、普通二輪の免許が無い方がいきなり大型二輪から申し込んでも、再検定など教習期間の延長となる可能性が高いからです。

大型二輪は普通二輪に比べて、とても大きくて重たいものです。普通二輪の経験が無い初心者がいきなり大型二輪の教習から入っても、まず引き起こし、取り回しだけでも苦労すると思います。

大型二輪も普通二輪も、運転の操作方法自体は同じです。ただし大型二輪は、車体が大きいぶん、クラッチの切り易さ、ブレーキ加減、バランス調整などの勝手が違います。普通二輪免許の所持者でも、感覚を誤ると転倒する方が少なくありません。

普通二輪の経験が無い方は、いきなり大型二輪を申し込んでも、安全面で大きな不安があります。また、二輪車の全くの初心者は、再検定など教習期間の延長に引っかかる可能性が高いといえます。教習期間が延長となれば、追加料金が発生することがあります。

先に普通二輪を取得していれば、大型二輪の教習で受ける時限数は、普通車免許所持のときよりも大幅に少なくて済みます。また、いきなり大型二輪教習を受けたほうが、普通二輪→大型二輪の場合より安いといっても、数千円程度の差額です。

いきなり大型二輪の教習を受けても、再検定に引っかかれば追加料金を要する可能性があります。それよりも、普通二輪を取ってから大型二輪の教習に申込んだほうが、より安全で確実に教習を受けられますし、トータルの料金が安く済む可能性があります。

大型二輪の教習は、普通二輪免許でしっかり技能を身につけバイクに慣れた上で、大型二輪免許を目指すことをおすすめします。全国の教習所を検索できる合宿免許の仲介サイトを利用すれば、こうした普通二輪免許所持者向けの大型二輪プランがたくさん見つかります。

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